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クリスタが重くてお絵描きどころじゃない…。
という経験はないでしょうか。
わたしもブラシの遅延がひどくてお絵描きどころじゃない状態になった経験があります。
そんなとき、「スペックの高いPCじゃないとダメなのかなあ…」と悩みますよね。
PCの買い替えを検討する前に、設定で改善するか試すと良いかもしれません。
この記事は管理人が「クリスタが重いと感じるときに確認する設定」をまとめました。
参考になったら嬉しいです。
クリスタの動作が重いと感じるとき、
まずはキャンバスサイズと解像度を見直します。
なんで?
キャンバスサイズと解像度に比例して使うブラシのサイズが大きくなるからだよ。
クリスタの動作が重いと感じる理由は、「ブラシの遅延」が経験上多いです。
ブラシの遅延はブラシサイズが大きくなるほど発生しやすいです。
なんでブラシサイズが大きいと遅延しやすいの?
ブラシサイズが大きいほどPCに負荷がかかるからだよ。
・キャンバスサイズが大きいと使うブラシサイズも大きくなりやすい
・解像度が高くても、使うブラシサイズが大きくなりやすい
まずはキャンバスサイズと解像度を見直すのがおすすめです。
キャンバスサイズが大きくなるほど、使うブラシサイズも大きくなりやすいです。
広い面積を塗るときに大きなブラシを使いたくなるからです。
A6サイズとA4サイズのキャンバスを比較してみます。
解像度は両方350dpi、使ったブラシはウェット水彩です。
管理人の環境で遅延を感じたブラシサイズにコメントを入れています。
A6サイズの場合(1447 x 2039px,解像度350dpi)
A4サイズの場合(2894 x 4093px,解像度350dpi)
同じブラシサイズなのにA4サイズのほうが線が細いね!?
キャンバスサイズが大きいとブラシサイズも大きくなりやすい理由だよ。A6サイズで70pxのブラシを使ったときと同じ幅の線をA4サイズで引けるブラシサイズは150pxだったよ。
2倍以上大きいブラシ!?
めちゃくちゃ遅延してお絵描きどころじゃなかった。
キャンバスサイズを小さくすれば使うブラシサイズも小さくなりやすいので、クリスタが重いと感じるときはキャンバスサイズを小さくしてみましょう。
・クリスタが重いときはキャンバスサイズを小さくする
解像度によってもキャンバスサイズが変わります。次の項目で説明しますね。
解像度が高い場合も、使うブラシサイズが大きくなりやすいです。
解像度によってピクセル数が変わるからです。
解像度72dpiと解像度350dpiを比較してみます。
用紙サイズは両方A4、使ったブラシはウェット水彩です。
解像度72dpiの場合(595 x 842px)※A4サイズ
解像度350dipの場合(2894 x 4093px)※A4サイズ
解像度72dpiの線めちゃくちゃ太いね!?
同じA4サイズでも、解像度によってピクセル数が全然違うのよ。
用紙サイズ | 解像度 | ピクセル数 |
---|---|---|
A4 | 350dpi | 2894 x 4093px |
A4 | 72dpi | 595 x 842px |
A6 | 350dpi | 1447 x 2039px |
解像度72dpiでA4サイズのキャンバスは、解像度350dpiでA6サイズのキャンバスよりピクセル数が少ないんだね。
半分以下よね。
解像度の単位「dpi」は、1インチ(2.54cm)に含まれるドットの数を表します。
72dipなら2.54cmに72ドット、350dpiなら2.54cmに350ドット含まれます。
ドットとピクセルは厳密には違うのですが、1ドット=1ピクセルと考えると分かりやすいです。
A4サイズは「21x29.7cm」なので、
解像度72dpiの場合、A4サイズの「21x29.7cm」を表現するには「595x842px」必要で
解像度350dpiでA4サイズの「21x29.7cm」を表現するには「2894 x 4093px」必要です。
dpiは1インチ(2.54cm)に含まれるドットの数なので、
21÷2.54=8.3(小数点第二位四捨五入)と
29.7÷2.54=11.7(同上)を
解像度に掛けてドット数を計算してみます。
8.3x72=597.6
11.7x72=842.4
解像度72dpiのA4サイズのピクセル数(595x842px)とほぼ同じ値になります。
解像度が低いとブラシサイズも小さくなりやすいので、クリスタが重いと感じるときは解像度を低く設定してみましょう。
・クリスタが重いときは解像度を低くする
とはいえ、キャンバスサイズや解像度を見直せない場合もありますよね。
イラストやマンガを印刷する場合の一般的な解像度はイラストは300~350dpi、マンガは600dpi以上と言われています。
次はクリスタの設定でクリスタの動作を軽くする方法を紹介します。
クリスタの「環境設定」を見直してクリスタの動作を軽くします。
・取り消し回数を少なくする
・メモリの割り当てを増やす
それぞれの設定方法を書いて行きますね。
クリスタは取り消し回数を少なく設定すると動作が軽くなります。
クリスタの動作を軽くしたい!場合に試してみてください。
初期値は30のようなのですが、わたしは100回に設定しています。
多くない!?
100回でも足りないくらい使うから…。
管理人は下書きを1度で決められず、塗りもペタペタペタペタちまちまちまちま塗るので取り消し回数の設定が多めです…。
取り消し回数は最大200回まで設定できます。
①画面左上の「ファイル」をクリックします。
②「環境設定」をクリックします。
①「パフォーマンス」をクリックします。
②取り消し回数を変更します。
③「OK」をクリックします。
メモリの割り当ても同じ場所で設定できます。
クリスタはメモリの割り当てを増やすと動作が軽くなります。
「メモリの割り当てを100%に設定しない」のがポイントです。
メモリの割り当てを100%に設定すると、他のアプリにメモリが割り当てられないので逆にパフォーマンスが落ちる可能性があります。
わたしは80%に設定しています。
取り消し回数と同じ場所で設定できます。
①画面左上の「ファイル」をクリックします。
②「環境設定」をクリックします。
①「パフォーマンス」をクリックします。
②メモリの割り当てを変更します。
③「OK」をクリックします。
これでクリスタの設定確認は終わりです。
次はPCの動作を軽くする設定と使い方を紹介します。
PCの使い方に気を付けるのも1つの方法です。
・アプリケーションを複数起動しない
クリスタの動作が重いと感じる場合、「クリスタを使うときはクリスタだけを使う」と良いです。
ブラウザを起動してインターネットで調べものをしたり音楽アプリで音楽を聴きたくなりますが、我慢です。
・パフォーマンス優先の設定にする
PCをパフォーマンス優先の設定にするとPCの動作が軽くなります。
・Windows11の場合
・画面下にある「スタート」のアイコンをクリック
・「設定」のアイコンをクリック
・「システム」の画面が開く
・一番下にある「バージョン情報」をクリック
・「システム>バージョン情報」が開く
・デバイスの仕様の関連リンクにある「システムの詳細設定」をクリック
・システムのプロパティが開く
・パフォーマンスの「設定」をクリック
・視覚効果タブの「パフォーマンスを優先する」を選択
・「適用」をクリック
・「OK」をクリックして完了
文字がガサガサするのと画像のサムネイルが表示されないのが難点ですが、パフォーマンス優先の設定がお気に入りです。
クリスタの動作には関係ないですが、
わたしはデスクトップに物を置かないようにしています。
・デスクトップにファイルやフォルダ、アプリを置かない
PCの起動が速くなるので、クリスタの起動までの時間が短くなります。
他に気を付けていることは、
・アップデートをはやめに実施する
くらいでしょうか。
クリスタやペンタブのアップデート、OSのアップデートがある場合は早めに実施しています。
最後に、クリスタの使い方で気を付けていることを紹介します。
クリスタはレイヤーが増えると動作が重くなります。
クリスタが重いと感じる場合は、
・レイヤーをなるべく少なくする
・レイヤーが少なく済む塗り方を選ぶ
と良さそうです。
レイヤーが少なく済む塗り方は厚塗りですね。
厚塗りは基本的にレイヤー1枚に塗り重ねていく塗り方です。
ただ、自由にお絵描きできないのも不自由ですよね。
個人的には、塗り方まで縛るのはクリスタの設定やPCの設定で改善しない場合の最終手段だと思います。
厚塗りは好きですが、他の塗り方も楽しみたい!です。
新しいPC買っちゃう?
塗り方まで縛られたら検討するわ…。
これでクリスタが重いときに確認する設定(と使い方)は終わりです。
クリスタが重いと感じるとき、
・キャンバスサイズと解像度を見直す
・クリスタの取り消し回数を少なくする
・クリスタのメモリの割り当てを増やす
・PCでアプリケーションを複数起動しない
・PCをパフォーマンス優先の設定にする
と改善するかもしれません。
それでも重いと感じる場合にPCの買い替えなど検討すると良さそうです。
今回のタイトルイラストは油彩っぽく描きつつグリザイユ塗りで色をつけています。
グリザイユ塗りの手順を参考にした書籍は「とことん解説!キャラクターの「塗り」入門教室」です。
わたしが今イラストの練習に使っている本です。
使ったブラシは油彩と油彩とき油(カスタムブラシ)です。
ブラシの作り方は別の記事に書いているのでよかったらこちらもどうぞ。
ではまた!