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クリスタで人体を上手に描くコツ-「ガイド線レイヤー」の作り方

人体を上手に描くコツ-ガイド線レイヤーの作り方
ちとせ

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人体を上手に描きたいとき、頭身などのガイド線を作ると便利です。

デジ絵ならガイド線だけのレイヤーを作って必要な時だけ表示できます。

ちとせ

ガイド線のレイヤーをフォルダーにまとめるとさらに便利です。

ガイド線の例
ガイド線の例
ちとせ

クリスタをどう使ったのか書いて行きますね。

わたしはクリスタで毎日絵を描いています。
人体を描く時に便利な「ガイド線レイヤー」の作り方と使い方を紹介します。

目次

一番よく作るのは「頭身」のガイド線

わたしが一番よく作り、使っているのは頭身のガイド線です。

頭身のガイド線があると、人体を描く時の自分のクセを直しやすいのでおススメです。

わたしは気付くと8頭身を超えていることが多いです…。

ちとせ

わたしは人体の頭が小さくなりがちで、ひざ下が長くなりがちなクセがあります。

人体を上手に描くためにはバランスが大事です。

ガイド線を活用してイラストの違和感を少なくしていきましょう。

頭身のガイド線の作り方

レイヤーを新規作成して、頭の大きさの丸を描きます。

ちとせ

図形ツールを使うと便利です。

丸を描いたレイヤーをコピーして下に移動します。

コピーしたレイヤーを元のレイヤーに統合します。

レイヤーのコピーと移動、統合を2回繰り返すと8頭身ガイド線ができます。

ちとせ

図を使って説明していきますね。

作業手順-頭身のガイド線

STEP
新規レイヤーを追加
新規ラスターレイヤーをクリック
新規ラスターレイヤーをクリック

レイヤーパレットの新規ラスターレイヤーのアイコンをクリックします。

ちとせ

レイヤーパレットは画面右下にあります。

STEP
図形ツールの楕円を選択
楕円を選択してブラシサイズと色を設定
楕円を選択してブラシサイズと色を設定

図形ツールの楕円を選択し、ブラシサイズと色を決めます。

今回はブラシサイズ1.0、色は赤にしました。

ちとせ

図形ツールは画面左のツールバーにあります。

STEP
頭のサイズの丸を描く
頭のサイズの丸を描く
頭のサイズの丸を描く

丸の上が頭のてっぺん、下がアゴの位置になる大きさにします。

ちとせ

正円じゃなくても大丈夫です。

丸を1回でうまく描けなくても大丈夫です。

丸の大きさは拡大縮小ツールで調整できます。

丸の位置はレイヤーごと移動して調整します。

拡大縮小ツールの場所
拡大縮小ツールの場所
ちとせ

編集メニューは画面上のメニューバーにあります。

レイヤー移動ツールの場所
レイヤー移動ツールの場所
ちとせ

移動ツールは画面左のツールバーにあります。

STEP
レイヤーをコピーする
新規ラスターレイヤーのアイコンにドロップ
新規ラスターレイヤーのアイコンにドロップ

丸を描いたレイヤーを新規ラスターレイヤーのアイコンにドロップします。

レイヤーをコピーできた
レイヤーをコピーできた
コピー後のイラスト
コピー後のイラスト

コピーしたままだと丸(レイヤー)が重なっています。

ちとせ

次のSTEPでレイヤーごと下に移動します。

STEP
レイヤーを移動する

移動ツールのレイヤー移動を選択します。

レイヤー移動ツールの場所
レイヤー移動ツールの場所
ちとせ

移動ツールは画面左のツールバーにあります。

Shiftキーを押しながらペン(マウス)を下にスライドします。

Shiftキーを押しながら移動
Shiftキーを押しながら移動
ちとせ

Shiftキーを押すことで、左右にブレずに真下に移動できます。

Shiftキーを使った直線移動は便利でよく使います。

ちとせ

直線のガイド線を引くときにも使います。後で説明しますね。

STEP
下のレイヤーに統合する
下のレイヤーに統合をクリック
下のレイヤーに統合をクリック
レイヤーが統合された
レイヤーが統合された
STEP
レイヤーのコピーと移動、統合を繰り返す

STEP4~6を2回繰り返します。

ちとせ

2回繰り返すと丸が8個になります。

繰り返し1回目の状態
繰り返し1回目の状態
繰り返し2回目の状態
繰り返し2回目の状態
ちとせ

8頭身のガイド線ができました。

STEP
パレットカラーを変更する

ガイド線のレイヤーを他のレイヤーと区別するために、パレットカラーを変えます。

パレットカラーを変える
パレットカラーの設定場所
ちとせ

レイヤーパレットの左上で変更できます。

ガイド線のレイヤーが分かりやすくなった
ガイド線のレイヤーが分かりやすくなった
ちとせ

これで頭身のガイド線の作成手順は終わりです。

頭身以外のガイド線の考え方

わたしの場合、頭身以外のガイド線の考え方は大きく2つに分かれます。

  1. だいたい同じ大きさを見つけるパターン(丸を使う)
  2. 同じ位置に何が来るか(来ないか)確認するパターン(直線を使う)

これは人体にかぎらず、わたしが絵を描く時の形の取り方です。

ちとせ

参考になったら嬉しいです。

形を取る…ということは、モデルになる何かがあるのが前提です。

今回のイラストはデッサン人形を見ながら描いています

頭身以外のガイド線の決め方
頭身以外のガイド線の決め方

上の図は頭身のガイド線だけ非表示にしています。

レイヤー(フォルダー)の横の目のアイコンをクリックして消すと非表示になります。

ちとせ

ガイド線のレイヤーをフォルダーにまとめておくと表示の切り替えがスムーズです。

フォルダーの作り方は別の記事に書いています。

良かったら参考にしてください。

ちとせ

以下の記事の目次で「フォルダーの作り方」をクリックしてください。

だいたい同じ大きさを見つけるパターン

だいたい同じ大きさを見つけるパターンは、頭身の考え方と同じです。

頭身は頭を丸1個としますよね。

頭に相当する丸の単位を、だいたい同じ大きさを見つけて決めます

ちとせ

文字だと分かりにくいので図で説明しますね。

だいたい同じ大きさを見つける例
だいたい同じ大きさを見つける例

上の図の赤い丸(①)は、頭のてっぺんから左ひじの下までを丸1個にしています。

左ひじの下から左ひざの上までがだいたい同じ大きさだったからです。

青い丸(②)は、左足のかかとから左ひざの下あたりまでを丸1個にしています。

左ひざの下あたりから左足の付け根までがだいたい同じ大きさだったからです。

ちとせ

最初はガイド線なしで描いて、後からガイド線を引くと自分の形の取り方のクセが分かります。

同じ位置にある(ない)ものを確認するパターン

同じ位置にある(ない)ものを確認するパターンは直線を使います。

これも文字だと分かりにくいので図で説明します。

同じ位置にある(ない)ものを確認するパターン
同じ位置にある(ない)ものを確認するパターン

上の図の①の線は、同じ位置にない確認のための線です。

背中と同じ位置に頭の後ろはない…背中よりも前に頭が来ます。

②の線は、同じ位置にある確認のための線です。

ふくらはぎの後ろと同じ位置(直線上)にお尻の後ろが来ます

直線をさらに伸ばすとだいたい耳の後ろと頭の後ろの真ん中くらいになります。

ちとせ

ガイド線を長めに引いて、複数個所を確認するようにしています。

直線のガイド線の引き方と簡単な色の変え方

直線を引くときはShiftキーを押しながらペンを移動させます。

左右にブレずにまっすぐ線が引けます。

ちとせ

線を引いてからレイヤーごと移動すると簡単です。

まずは新規レイヤーを作成します。

新規レイヤーを作成
新規レイヤーを作成

図形ツールの直線を選択し、ブラシサイズと色を設定します。

図形ツールの直線を選択
図形ツールの直線を選択

縦のガイド線を例にします。

Shiftキーを押しながら長めの線を引きます。

レイヤー移動ツールで好きな場所に移動します。

縦のガイド線の引き方
縦のガイド線の引き方
ちとせ

線の色を変えたいときは、レイヤーカラーで変えています。

レイヤーカラーでガイド線の色を変える
レイヤーカラーでガイド線の色を変える

パレットカラーも変えておくと分かりやすいです。

パレットカラーを変更
パレットカラーを変更
ちとせ

頭身以外のガイド線の考え方、作り方は以上です。

まとめ

ガイド線のレイヤーを作ると人体のイラストのバランスを確認しやすいです。

わたしは頭身のガイド線を作ることが多いです。

頭身以外のガイド線は基本的にモデルになるものを観察して作ります。

ちとせ

ぜひ試してみてください。

ちとせ

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