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ベクターレイヤーの線の色だけ変えたいんだけど、透明ピクセルをロックのアイコンがグレーになってて使えない…。
ベクターレイヤーは透明ピクセルロックが使えないんだよ…。
えっ!?
線の色を変えて描き直すしかないの!?
大丈夫!
いくつか方法があるよ!
わたしがよく使う順に紹介すると、
一番よく使うのは下のレイヤーでクリッピングです。
この記事のタイトルイラストも、ベクターレイヤーに黒で線画を描いてから下のレイヤーでクリッピングして線画の色を変えています。
手の部分の違いが分かりやすいので拡大しますね。
イラストの印象がだいぶ違うね!
仕上げ加工のありなしもあるけど、線画の色が黒のままだと平面的に見えるよね。
線のきたなさも目立たないね!
わたしは線を描くのが苦手なので、線画の色を黒にしないようにしています。
最初から黒以外の色で描くの?
その方法もあるけど、わたしは黒で描いた後に色を変えてるよ。
今回はベクターレイヤーの線画の色を変更する方法を図を使って説明していきますね。
記事の最後に仕上げ加工の手順のリンクも用意したので良かったら参考にしてください。
ベクターレイヤーの線の色だけ変えたいとき、
わたしがよく使う方法は4つです。
ほぼ下のレイヤーでクリッピングを使っています。
下のレイヤーでクリッピングは下のレイヤーに描かれているところにだけ描画できる機能です。
一番よく使います。
ベクターレイヤーの上にレイヤーを追加して下のレイヤーでクリッピングします。
ベクターレイヤーの線画の色を変えたいとき、透明ピクセルをロックの機能が使えません。
わたしも線画はベクターがおすすめ!と聞いてベクターで線画を描いたら透明ピクセルロックができなくて困った経験があります。
下のレイヤーでクリッピングの機能を知って解決しました。
線画のレイヤーの上にレイヤーを追加します。
①線画のレイヤーを選択した状態で
②新規ラスターレイヤーをクリックします。
レイヤーが追加されます。
次に、下のレイヤーでクリッピングします。
①追加したレイヤーを選択した状態で
②下のレイヤーをクリッピングをクリックします。
レイヤーの左にピンクの縦線がつきます。
これでクリッピングの設定は終わりです。
下のレイヤーでクリッピングすると、下のレイヤーに描かれているところにだけ色を塗れます。
線画のレイヤーは線だけだから、線にだけ色を塗れるね!
ブラシを使ってにじみやぼかしの表現もできるので使いやすいです。
クリッピングを使うとブラシで色を塗る感覚で線画の色を変えられるので便利です。
一部だけ色を変えるのも簡単!
顔や手に赤みを足したり、光や影にあわせて色を調節したり…。
イラストが平面的に見えにくくなるね!
わたしがベクターレイヤーの線画の色を変えたい!と思ったとき、一番やりたいことに近かったのが下のレイヤーでクリッピングです。
次によく使うのはラスタライズです。
ラスタライズはラスターレイヤー以外のレイヤーをラスターレイヤーに変換する機能です。
線画をもっとイラストになじませたいときなどに使います。
厚塗りで使うことが多いです。
ベクターレイヤーをラスタライズしてラスターレイヤーに変換します。
ラスターレイヤーなら透明ピクセルをロックできるね!
ベクターレイヤーは消しゴムで線を微妙に消しにくい場合があったり、色塗りのレイヤーとなじみにくい場合があるんだよね…。
たしかに線画が浮いて見えるかも。
線画のレイヤーをラスタライズします。
ラスタライズの前に線画のレイヤーをコピーしておくと便利です。
今回はラスタライズしながら元のレイヤーも残せる方法を紹介します。
①線画のレイヤーを選択した状態で
②レイヤーを右クリックします。
メニューが表示されます。
メニューからレイヤーの変換を選びます。
レイヤーの変換の上にラスタライズのメニューがありますが、ラスタライズを選ぶとレイヤーのコピーは作成されません。
レイヤーの変換ウィンドウが開きます。
①「種類」はラスターレイヤーを選びます。
②元のレイヤーを残すにチェック
③OKをクリックします。
ベクターレイヤーをラスターレイヤーに変換できました。元のレイヤーも残っています。
透明ピクセルをロックします。
①ラスターレイヤーを選択した状態で
②透明ピクセルをロックをクリックします。
レイヤーの右側に透明ピクセルロックのマークがつきます。
これでラスタライズと透明ピクセルロックの設定は終わりです。
今回はレイヤーの変換を使って元のレイヤーを残す方法を紹介しましたが、あらかじめレイヤーをコピーしておいてコピーしたレイヤーをラスタライズしても良いです。
レイヤーのコピー削除はレイヤーパレットを使うと便利です。
個人的に、ラスターレイヤーの方が表現に幅を持たせやすいと思います。
ラスタライズを使うと線に色を塗っている感覚が増します。
だいぶ違うね!?
透明ピクセルロックの方が塗りたい色のイメージに近くなる人もいると思う…。
クリッピングは別のレイヤーに色を塗って重ねているけど、透明ピクセルロックは線そのものに色を塗ってるもんね。
色塗りに使うブラシにもよるけど、同じように塗っても見た目が違うことがあるんだよね。
ただ、消しゴムを使うときは注意です。
透明ピクセルロックはレイヤーを重ねていないので、消しゴムを使うと線も消えます。
クリッピングはレイヤーを重ねて色をのせているのが分かりますね。
線画の色を単色で変更したいときに使います。
下のレイヤーでクリッピングするとき、下地になる線画が黒だと強いと感じる場合、レイヤーカラーで単色変更すると便利です。
線画の色を変えたイラストのイメージ確認にも便利です。
線画のレイヤーのレイヤーカラーを変更します。
①線画のレイヤーを選択した状態で
②レイヤーカラーを変更のメニューを開きます。
青と白の四角の右にある下方向のマークをクリックします。
レイヤーカラーを選びます。
色の設定ウィンドウが開きます。
色を選んでOKをクリックします。
これでレイヤーカラー変更の設定は終わりです。
レイヤーカラーはレイヤー全体の色が選んだ色に変わるので線画の色を単色で変えたいときに便利です。
設定も解除も1クリックで簡単にできます。
線画の色を変えたらイラストがどう見えるか確認するのに便利です。
部分的に単色変更したいときに使います。
選択ツールを使って色を変えたい範囲を選択してから、線の色を描画色に変更します。
詳しい手順を別の記事に書きました。
線画の色を変えるコツその1-選択ツールを使うを参照してください。
ベクターレイヤーの線画の色を変える方法を4つ紹介しました。
それぞれの機能の特徴を活かしてお絵描きを楽しみたいですね!
この記事のタイトルイラストで使った加工は「ガウスぼかし+オーバーレイ」です。加工の手順は「クリスタを半年使ってわかったイラスト完成までの流れ」の6ページ目に書いています。
ベクターレイヤーの線画を使ってRGBずらしぽくする方法はこちら。
良かったら参考にしてください。
ではまた!