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帝王の娘スベクヒャンをご存じでしょうか。
二度見をおススメしたい韓国時代劇ドラマです。
全108話、1話あたり30分ほどのドラマです。
1日1話見ても4か月近くかかるの!?
長く楽しめるドラマ…って言うと聞こえは良いんだけどね。
歯切れが悪いってことはマイナス要素があるな?
面白いけど演出がクソ長いんですよ。
注)「帝王の娘スベクヒャン」は管理人の好きなドラマの1つです。
友人に視聴をすすめるほど好きなのですが、
友人に必ず伝える「悪いところ」があります。
・全体的にテンポが悪く間延びした感じがする
・毎回冒頭の2分ほどは前回のおさらい(スキップ推奨)
・繰り返し表現が多い
・演出が長い
ストーリーの展開にイライラする場面も多いし、ラストも人によっては納得できないと思うわ。
おススメしてるように見えないんだけど!?
間違いなくおススメ。
「帝王の娘スベクヒャン」は管理人が時間があるとつい観てしまうドラマです。
・「人として大切なこと」を学べる
・ストーリーが面白い
・ある意味ストレス発散になる
しかし、どんなドラマでも人によって合う合わないがありますよね。
個人的に思う「帝王の娘スベクヒャン」を
全話見るか判断するおススメの方法は、
12話まで観る
です。
何で12話までなの?
9話まで主人公が登場しないから。
ナンダッテ…。
「帝王の娘スベクヒャン」は9話まで親世代の話で主人公が登場しません。
・9話までは主人公の母親を軸に話が進む
・10話から19歳に成長した主人公が軸になる
また、12話まで観るとドラマの要点が分かるので、視聴の判断は12話まで観るのがおススメです。
「ドラマの要点」って何?
「妹がほんとクソ」。
………。
帝王の娘スベクヒャンは、「妹あかんわ~、妹ほんと悪いわ~、妹腹立つわ~、妹マジで女の悪いとこ詰めヘイトもりもりパックだわ~」って言いながら観るドラマだよ。
どういうドラマよ…。
ヘイト(hate):嫌がる、憎む、ひどく嫌う
12話まで観ると妹の悪さの片鱗が爆発するので、
12話まで観ると作品の様式美(お約束的なもの)が分かります。
とにかく全話通して「妹が悪い」のです。
ただし、「妹の悪さ」に学ぶところが多いドラマでもあります。
「妹に足りないもの」を考えると色々反省させられます。
全話視聴した後に、2周目も楽しめるドラマなのもポイント。
2周目の楽しみ方も後で紹介しますね。
今回もネタバレを極力控えつつ「帝王の娘スベクヒャン」の魅力を語りたいと思います。
ちなみにわたしは「帝王の娘スベクヒャン」をAmazonプライムで全話視聴しました。
※残念ながら現在(2022年10月時点)はプライム無料視聴の対象外です。
※学生さんは【 prime student 】で半額&6か月無料体験
「帝王の娘スベクヒャン」は2013年に制作された韓国時代劇ドラマです。
ジャンル的にはロマンス時代劇(恋愛モノ)です。
しかしですね、
恋愛以外の要素に気を取られて恋愛があまり入って来ないドラマ
だと思います。
と言うかぶっちゃけ、「とにかく妹が悪い」ドラマです。(でもそこが好き)
冒頭から妹悪く言いすぎじゃない!?
いやほんと「妹が悪い」から。観ればわかるから。
わたしは「帝王の娘スベクヒャン」を観るとき、
「ほんと妹悪いわ~」と声に出して言いながら観ています。
ある意味ストレス発散になります。
また、
主人公とヒーローの恋愛に若干クセがある
ので、
「お姫様とヒーローの甘い恋愛」を期待するとだいぶ裏切られます。
(でもそこが好き)
どういうことよ…。
視聴者はヒーローを素直に好きになりにくいというか、ヒーローはストーリー終盤まで主人公を積極的に危険な目にあわせるタイプなのよね。
ナンダッテ…。
恋愛よりも「主人公が困難をどう切り抜けるか」が気になるところは「宮廷女官チャングムの誓い」に似てると思うよ。チャングムが好きな人はスベクヒャンにもハマるかも。
※管理人も「宮廷女官チャングムの誓い」が大好きです。
「帝王の娘スベクヒャン」の主人公はタイトルの通り王様の娘(王女)です。
しかし出生にいわくがあり、
王宮の外で生まれて王女であることを隠されて育ちます。
・本当の名前「スベクヒャン」を隠し「ソルラン」と名付けられる
・王様(父親)は自分の娘が生まれたことを知らない
・王女だと知っているのは母と育ての父のみ
・妹が1人いる(母と育ての父の子)
妹は主人公の2歳年下の17歳、名前は「ソルヒ」です。
主人公のソルランは着飾るよりも食べることが大好きな家族想いの19歳です。
ソルランは「家族がいて平凡に暮らせれば幸せ」と考えていて、
自分が王女だと知らないまま山奥の村で家族と幸せに暮らすはずでした。
しかし、ある事件に巻き込まれます。
事件によって家族に不幸があり、最後まで一緒にいた妹とも生き別れてしまいます。
家族が何より大事なソルランは妹のソルヒを探そうとするのですが…。
またフワッとしたあらすじを…。
「もはやあらすじとは言えない」を目指しております。
主人公のソルランを一言で表すと、
「ドアマット系ヒロイン(ただし明るい)」です。
ドアマット系ってなに?
ドアマットみたいに踏まれる(苦労する)タイプのこと。
「ドアマット系ヒロイン」と書くと、主人公が人から意地悪や嫌がらせをされるイメージがありますが、主人公のソルランは基本的に人から好かれます。
ソルランは(だいたい妹のせいで)苦労するのですが、
他人から嫌~な感じで虐げられたりしないですし、本人が鬱々と悩んだりしないです。
全話通して(だいたい妹のせいで)苦労が多いものの
視聴者自身が嫌な気持ちになりにくいドラマだと思います。
精神的な苦労より物理的な苦労が多い気がするよ。
物理的な苦労とは…。
こぶしで殴られて鼻血を出したり。
ヒロインだよね!?!?
ヒロインだよ。
主人公のソルランは妹のソルヒを探すために国の諜報部員(スパイ的なもの)になります。
諜報部の訓練中や任務中にがっつりなぐられて鼻血を出したりします。
ヒロインらしからぬヒロイン。
わたしも主人公の殴られっぷりと鼻血にびっくりしたわ。
いろいろとつっこみどころが多いドラマですが、
個人的に思う「帝王の娘スベクヒャン」の推せるポイントを紹介します。
「帝王の娘スベクヒャン」の推せるポイントは3つです。
・「人として大切なこと」を教えてくれるドラマ
・「食べているところが一番かわいい」主人公
・二度見推奨のドラマ
詳しく書いていきますね。
「帝王の娘スベクヒャン」は「人として大切なこと」を教えてくれるドラマです。
とにかく全話通して「妹のソルヒが悪い」のですが、
「ソルヒに足りないもの」を考えると色々反省させられます。
ソルヒを反面教師にして反省できるドラマです。
主人公ソルランの妹のソルヒは、ドラマの中で「情がない」と表現されます。
他人に対して思いやりがないと言うか、自分のために他人を犠牲にするタイプです。
ソルヒの悪さは、
行動の全てが自分のためで自分はいつも被害者だと思っている
ところです。
・とにかく自分が良ければ良い
・自分が他人に悪いことをするのは周りの状況や他人が悪いから
と思っているフシがあります。
ドラマの中でソルヒ自身が「自分のことが一番嫌い」と言うシーンがあったり、
本気で自分の行動を反省するそぶりを見せたり、
自分はひどいことをしたと泣いたりするのですが、
結局ソルヒは自分の目的のために他人の命すら犠牲にします。
結局自分が良ければ良いんじゃん…。
この、「ソルヒが反省するそぶりを見せるところ」がリアルというか、
「帝王の娘スベクヒャン」の好きなところの1つです。
たとえば他のドラマで悪役が反省すると、悪役が改善したりしますよね。
視聴者は「悪が善になった」と認識するのですが、
分かりやすい反面、人間の描写としては薄っぺらいと感じます。
一方ソルヒは反省するそぶりを見せても結局同じことを繰り返します。
つまりは反省していない
のです。
「結局同じことを繰り返す」が自分も分かるのが辛い。
ソルヒに限らず、誰であっても突き詰めれば「行動の全ては自分のため」だと思うのですが、
他人に対する思いやりがあれば自分本位すぎる行動にブレーキがかかるものだと思います。
人それぞれに程度の差こそあれ、「相手の立場に立ったらこれはできない」と配慮したりしますよね。
また、相手との関係をおもんばかって
「相手に要求する場合は自分も少し折れる」という選択もできます。
しかしソルヒは結局自分がかわいいので、追いつめられると他人を犠牲にします。
どんなに力を持ち、人を踏み台にし、虐げようと、
そこには「ソルヒのどうしようもない弱さ」が見えるのです。
身につまされて直視が辛い。
また、ソルヒは自分がひどいことをする理由は「自分の夢のため」であり、
「ひどいことをしないと夢がかなわない自分はかわいそう」的なことも言います。
しかし、
目的のために他人を犠牲にする行動を選ぶソルヒの弱さや性格の悪さはソルヒ自身の問題です。
人をいじめる人が「いじめられる側にも問題がある」的なことを言う場合がありますが、
例えいじめられる側に問題があったとしてもいじめた人の性格の悪さは棚上げできないですよね。
「何でこいつ被害者ぶってんの」と思います。
身近な例でたとえると、
わたしが人に対して怒る場合、怒りに支配されて「自分を怒らせた相手が全て悪い」と思います。
「自分を不快な気分にさせた相手も同じくらい不快な気分にしたい」くらいの気持ちで怒ります。
しかし冷静に考えると「怒る」以外の選択肢もあるのです。
相手に自分を怒らせた原因(相手の問題)があるのは事実ですが、
「怒る」という感情や行動を選んだのは自分ですし、
「相手も同じくらい不快な気分にしたい」と思う自分の性格の問題はなくなりません。
相手の問題と自分の行動の責任や性格の問題は別なのですよね。
わたしは自分の問題を怒りに任せて棚上げしていると言えます。
お恥ずかしい。
わたしがソルヒに嫌悪感を抱く理由は、
ソルヒを通して自分の嫌なところが垣間見える
からです。
記事の冒頭に「ソルヒは女の悪いとこ詰めヘイトモリモリパック」と書きました。
わたしはソルヒは「人間の弱さ、浅ましさ」を詰め込んだ登場人物だと思います。
「帝王の娘スベクヒャン」の視聴者はソルヒを通して自分の弱さを垣間見て、反省させられるのです。
学びの多いドラマでだと思います。
ちなみにソルヒが「絶世の美女で、だいたい近くの男が落ちる」のも
管理人がソルヒを嫌う理由の1つです。
・美しい自分は他人から大切にされて当然
・他人を犠牲にしても許される
・男が自分に尽くすのは当然
とでも思ってんだろ!?
と、完全にひねくれた見方をしてドラマを楽しんでいます。
腹立つわ~。
完全に非モテのやっかみじゃん。
おっしゃる通りですわ。
※管理人は「女子を武器にするタイプのモテ女」に羨望を抱いております。
ソルヒを「人の弱さ」のかたまりだと仮定すると、
ラストシーンは「人の弱さ」に対してドラマが出した答え
と言えます。
帝王の娘スベクヒャンのラストに納得しない人もいると思いますが、
わたしは「腑に落ちなくても希望が持てる、主人公がソルランの物語らしい情のあるラスト」だと思いました。
「帝王の娘スベクヒャン」で学べる「人として大切なこと」は他人に対する情、思いやりだと思います。
各々が自分にできる範囲で、他人を尊重して共存したいものですね。
さて、「帝王の娘スベクヒャン」の癒しシーンと言えば
主人公のソルランの鶏肉シーン
です。
「帝王の娘スベクヒャン」は主人公のソルランが素朴なのも魅力の1つです。
ソルランは着飾るより食べることが大好きで、
プレゼントはアクセサリーより美味しい鶏料理の方が嬉しいタイプ。
本当に幸せそうに鶏肉にかぶりつき、口いっぱいにほおばります。
冗談抜きに鶏肉を食べるソルランが一番かわいいです。
ヒロインとしてどうなの!?
アリ中のアリ。鶏肉シーンはめちゃ癒されるよ。
鶏肉以外も美味しそうに食べるので、観ていて幸せな気分になります。
「食べているところが一番かわいい」主人公はなかなかいないのではないでしょうか。
食事シーン、必見です。
帝王の娘スベクヒャンは二度見するとより楽しめるドラマです。
個人的におススメしたい2周目以降の視聴のポイントは、
「血は繰り返す」がキーワードです。
「帝王の娘スベクヒャン」はタイトルの通り、王様の娘が主人公です。
主人公のソルランは王様のある性格の特徴を引き継いでいるのですが、
主人公以外の登場人物も親の何らかの特徴を引き継いでいます。
わたしが特に「そういうことか!」と感心したのは、
王様と先王の関係(親世代)とソルランと先王の息子の関係(子世代)です。
「先王の息子、先王と同じことしてるわ」と気づいたとき「よくできたドラマだな」と思いました。
2周目は子世代の登場人物が親から引き継いだ特徴を探しながら観ると面白いですよ。
二度見推奨です。
「帝王の娘スベクヒャン」は学びあり、癒しあり、ストーリーも面白いおススメのドラマです。
しかし記事の冒頭に書いた通り、
・全体的にテンポが悪く間延びした感じがする
・毎回冒頭の2分ほどは前回のおさらい(スキップ推奨)
・繰り返し表現が多い
・演出が長い
ので、時間があるときに観るのがおススメです。
全108話なので1日1話観るなら4か月近く楽しめますし、2周する場合は半年以上楽しめます。
毎回冒頭の2分ほどは前回のおさらいなので、毎日観れなくてもストーリーを思い出しやすいです。
連続視聴する場合は特に間延び感を感じるので、冒頭のおさらい部分をスキップすると良いですよ。
参考になったら嬉しいです。
ではまた!