【体験談】網膜裂孔のレーザー手術は痛い？怖い？手術とその後の経過の話

「網膜に穴が開いています。レーザー手術が必要です。」

2023年10月某日、左目に網膜裂孔が見つかりレーザー手術を受けました。

眼科で突然「今日手術」と言われたら怖いですよね。（怖かったです。）

眼底検査を受けたのははじめてだったのですが、

まさか網膜に穴が開いているとは思いませんでした。

もちろん眼のレーザー手術も初めてで、

手術前や手術中、術後はもちろん次の診察まで不安でした。

というわけで、自分が手術前や手術後に知りたかった情報を詳しく書きますね。

• 診断までの経緯
• 初期症状はあったか
• 手術の流れ
• 手術時間
• 手術中の見え方や痛み
• 手術後の痛みと症状
• 手術後の生活
• 再診後の生活

手術中の視界のイメージ図も載せています。

記載の症状と感覚、金額など、あくまで個人の体験である点、ご承知おきください。

今回身をもって知りましたが、

眼底検査は定期的に受けた方が良いです。

タイムマシンができたら過去の自分に伝えたい。

網膜裂孔の診断までの経緯

はじめに、この記事を書いた人（管理人）について書きますね。

わたしはフリーランスで働いている社会人女性です。

フリーランスで働くと、会社の健康診断がありません。

そのため、オフシーズンに血液検査をしたり、人間ドックにお金をかけています。

しかし、

「眼底検査」は受けていませんでした。

フリーランスの前は会社員をしていましたが、

会社員時代の健康診断にも眼底検査はなかったです。

2023年も繁忙期（5～8月）を終えて、近所の病院で血液検査をしました。

検査結果を聞きに行ったとき、内科の先生に、

検査に異常はないけれど、左目が右目より開いていないね？

と、言われました。

自分では全く気付かなかったのですが、

言われてみれば左目だけ開きにくい…？まぶしくて目を細める感じでした。

「ついでに目の検査もしておくか～」と、軽い気持ちで眼科に行きました。

問題なさそうな雰囲気が一転、「ダメだわ、穴開いてるわ」

スマホで近くの眼科をしらべて、予約なしで飛び込みました。

「目を詳しく検査したことがないので、検査したいです」…と伝え、

• 看護師さんに視力を測ってもらったり
• ドライアイの検査をしたり
• 瞳孔を開く目薬を点眼して両目の写真を撮りました。

診察室で、撮影した写真を見た先生に、

「異常なさそうだね～」と言われて、

と思ったのですが、

「レンズでも見てみるね～」と、片目ずつ診察したとき…

「あ、ダメだわ、穴開いてるわ」

左目の網膜に穴が開いていました…。

初期症状に自分では気づかなかった

まさか網膜に穴が開いているとは思いませんでした。

網膜裂孔の代表的な初期症状は、「飛蚊症」や「光視症」と言われています。

• 飛蚊症…視界に黒や透明の細かいゴミのようなものが見える。
• 光視症…光がないのに光が見える。

わたしは中学生のころから飛蚊症があるので、学生時代から飛蚊症が当たり前です。

もしかしたら最近飛蚊症が増えていたのかも？と思い返しても、目立って増えた記憶はありません。

「左目が開きにくそうに見える」という内科の先生の言葉がなければ、

かなり強い自覚症状が出るまで眼の異常に気づかなかったと思います。

つまり、

とつぜん飛蚊症が出たら眼底検査を受けた方が良いですし、

他人から「なんか目、おかしくない？」と言われたら眼底検査を受けた方が良いです。

加えて、飛蚊症の人は定期的に検査を受けた方が良いです。

強い衝撃も原因になりうる

手術の後に知ったのですが、

わたしのパートナー（４歳年上の成人男性）も、

20歳ころに両目の網膜に穴が開いてレーザー手術をしたそうです。

学生時代からサッカーをしている人なのですが、

試合中にボールが顔面ヒットして、念のため検査したら両目の網膜に穴があいていたそうです。

わたしも眼科の先生に、「ボクサーだったりする？」と聞かれました。

思い当たるフシがあるとすれば、中学生のころ、

兄妹ゲンカで兄に頭を殴られて兄の手の骨にヒビが入ったときか、

20歳ころ、友人のバイクの後ろに乗っていて交通事故を起こされ吹っ飛んだときか、

最近ならパートナーの寝相で頭に思い切り肘鉄をくらったときです。

顔や頭に強い衝撃を受けたときも、眼底検査した方が良さそうです。

診断当日に日帰り手術

• 網膜の穴は自然にはふさがらない
• 放置すると網膜剥離になる可能性がある

…ということで、診断当日にレーザー手術をすることにしました。

穴のまわりをレーザーで焼いて、穴が広がらないように固める手術です。

目にレーザーとか大丈夫かよ…とゲンナリしましたが、背に腹は代えられません。

このとき自分が知りたかった情報をリストにしますね。

• 手術はイスに座って受けた
• 日帰り手術だった
• 視界の怖さは無かった・10分ほどで終わった
• ときどき痛いが激痛はなかった
• 麻酔が切れても激痛はなかった
• 術後１週間運動を控える
• ウォーキング程度はOK
• メル・ゼナの動きは追えない
• スマホやPCを使って良い
• 普段通り生活して良い

費用は診察費と検査費もあわせて３万５千円ほどでした。

（パートナーは両目の手術で10万以上かかったそうです。）

点眼で瞳孔を開いて手術するので、乗り物の運転はできません。

近視のメガネを持って行ったのですが、

瞳孔が開いた状態でメガネをかけると視界が余計にぼやけます。裸眼より視界が悪かったです。

手術は簡単に終わったけれど、終わるまで怖かった

リストに書いた通り、手術時間は体感１０分ほどでした。

点眼式の麻酔が効くまで待合室で待っている時間のほうが長かったです。

看護師さんが点眼の効き具合を目で確認して、足りなければ点眼を追加する作業を繰り返します。

点眼による瞳孔の開き具合や麻酔の効き具合は人によって違うようなので、

時間の余裕を持って手術を受けると良さそうです。

手術中の痛みに激痛はなく、ときどき痛い程度でした。

手術中の視界も怖くありません。

全体的に薄い黄色で、一部に四角い強い光が見える感じでした。

レーザーの射出口は見えないので、そこは良かったのですが、

「目のレーザー手術を受けている状況」が怖かったです。

手術のあと、にぶい痛みがあったので、

麻酔が切れたらすごく痛くなるのでは…と不安でしたが、

麻酔が切れてもひどい痛みはなく、にぶい痛みは翌日には引きました。

手術の流れ

まず点眼式の麻酔をして、麻酔が効くまで待合室で待機します。

麻酔が効いたら同意書に記名して機械の前に座ります。

額とアゴを機械の台につけると、目にレンズが押し当てられます。

レーザー手術がはじまり、

先生がレーザーを撃つタイミングで「ジッ、ジッ」と眼にレーザーが当たります。

「ジーーーー」と連続して焼く感じではなかったです。

先生の指示で上を見たり右を見たりしながら、手術が終わるまで耐えます。

手術後、看護師さんが目を洗ってくれました。

レーザーの施術が定着するのに１週間ほどかかるため、受付で１週間後の診察予約を取りました。

ドライアイの診断も受け、目薬は２種類処方されました。

手術後の痛みと症状、再診までの日常生活

再診までの１週間、注意事項に気を付けて過ごしました。

再診までの注意事項

• 運動を控える
• ウォーキング程度はOK
• 目を激しく動かさない
• スマホやPCを使って良い
• 普段通り生活して良い

手術の翌日から３日後までに気になった症状は、

・左の鼻の奥から眼の奥を通って、後頭部が少ししびれる感じがした。
・左のまぶたからこめかみにかけて少し腫れていて熱感があった。
・左側だけ軽い頭痛があり、不安で寝つきが悪かった。
・裸眼だとものが二重に見えた。

手術の４日後から再診日までに気になった症状は、

・少ししびれる症状は鼻の奥が気になる程度になった。
・頭痛とものが二重に見える症状は気にならなくなった。

新しい症状は、

・左目の視界の右下で小さな光がチカッと光った。
・左目の飛蚊症が増えた。
・左目のドライアイの症状が強い。

再診の結果

不安に思いつつ１週間を過ごし、

再診の結果、問題なし！でした。

通院の必要はなく、視界に異変を感じたら眼科を受診するよう言われました。

ただ、問題なしの診断が、

レンズを当てて詳しく見ない目視だけだったので、

「チカッとした光が見えたのは、大丈夫ですかね？」と眼科の先生に質問したところ、

「チカッと光るのは、剥がれたときの症状で～」
「僕たちは手術後に手術痕が固まっていたらOKって判断するんだけど…」
「そう言われるとちゃんと見ないといけない気持ちになるなあ～…」

…と、しぶしぶレンズを当てて見てくれました。

ちゃんと見ても問題なし！との事なので、

今後、変な症状に気付いたら早めに眼科を受診しようと思います。

おまけ

「通院しなくて良い」とのことだったので、

眼科の先生におすすめの目薬を聞いた結果 ↓

前回と同じ目薬を５つずつ処方されました。

ではまた！