恋愛シミュレーションゲームから学んだこと。

恋愛シミュレーションゲーム（以下恋愛SLG）を遊んでいて、

「んなわけねえだろ」とツッコミたくなったことはありませんでしょうか。

わたしはたくさんあります。

世の中には女性キャラクターを攻略対象にした、男性向け恋愛SLGと、

男性キャラクターを攻略対象にした、女性向け恋愛SLGがありますよね。

わたしはゲームが大好きで、

男性向け女性向け問わず恋愛SLGを何作かプレイ済みです。

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母親（非オタ）が、「女の子向けのゲームみたいよ」と買ってきて、

乙女ゲームじゃねえか！！と赤面した思い出があります。

PS2にディスクを入れるのも気恥ずかしくて、

新しい冒険への期待とは別の種類のドキドキがあったのを覚えています。

わたしはコーエーの「三国志シリーズ」が大好きだったので、

渋すぎる絵面とゲーム内容を、母親なりに心配したのかもしれません。

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「同じメーカーだし、女の子向けだし、喜ぶよね！」
「カワイイものにも興味を持ってもらわないと！」

…と、思ったであろう母親のことを考えると、

言葉にできない恥ずかしさと吹き出す笑いをこらえきれません。

話がそれましたが、

女性向け恋愛SLGを遊んだ後は、男性向けSLGはどんなものか気になり、

他のメーカーの作品はどんなものかも気になり、

そんなこんなで何作か遊んできたのが管理人の経緯です。

恋愛SGLを遊んでみて、個人的にとても面白いと思っているのが、

「んなわけねえだろ感」です。

キャラクターに感じる違和感

男性向けの恋愛SGL（攻略対象が女性）を遊んでたびたび思うのが、

「こんな女は存在しない」です。

確かにカワイイですし、そういう女子もいるかもと思うのですが、

全体的に「女」から「女」を抜いた感じがするのです。

「打算や意地の悪さが感じられない」というレベルの話ではなく、

一番しっくりくる感覚は、

「かわいいおじさんに近い」です。

もちろんわたしの周囲の男性が、

攻略対象の女の子と同じような言動をするはずがないのですが、

「同じ源泉から派生しているかわいさ」と、言い切れる何かがあります。

自分にとっての「女子の現実」とかけ離れていて、

キャラクターの性格がいくら可愛くても、「んなわけねえだろ」と思ってしまいます。

キャラクターの容姿については、

カップ詐欺がデファクトスタンダード（業界標準）です。

「これがBのわけねえだろ」といった、「男女間のカップ認識の差」は、

間にヌーブラが入ると考えればあながち間違いとは言えません。

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今はカラコンも一般的ですし、

詐欺メイクやら整形やらでぱっと見かわいい子がたくさんいるので、

カップ詐欺以外の見た目にそこまで違和感は感じません。

逆の立場で考えると面白い

さて、男性向け恋愛SLGに、これほどまでに違和感を感じるのだから、

女性向け恋愛SLGに違和感があって当然です。

男性が乙女ゲームを遊んだら、

「こんな男は存在しない」と、思うのではなかろうか。

女性向け恋愛SLGのキャラクターを冷静に考えると、

「男」から「男」を抜いた感じで「生き物ではない癖（ヘキ）の塊」…が、しっくりきます。

自分が男性だと仮定して、

交際相手の女性から「乙女ゲームのキャラクターのような言動」を求められたら、

とてもめんどくさいと感じます。

反対も同じで、

自分が交際相手の男性から、「恋愛SLGの女の子みたいな言動」を求められたら、

めんどくさくて無理です。

ただし、相応の対価があれば話は別で、

言動だけで安定した生活が手に入るならやぶさかではない。

のですが、

パートナーとして一生演技を続けるか考えると、

やっぱりめんどくさくて無理です。

需要があってめんどくさいことはお金になるので、

「理想の異性を演じる商売」が儲かるのも納得です。

理想のタイプに据えるとあやうい

恋愛SLGを楽しむのは個人の自由であるものの、

恋愛SLGに登場しそうな異性を理想のタイプにするとあやうい…と、感じます。

現実離れした理想は癖として大事にして、

「こんな感じが好き」くらいのゆるさを求めると良さそうです。

男性が乙女ゲームを遊んだらどう感じるのかとても気になるので、

ゲーム友達（成人男性）の誕生日に乙女ゲームを贈るか検討中です。

ではまた！