宝石展@名古屋市科学館レポート【感想】ピジョンブラッド、ティアラ必見!&図録はマストバイ!
宝石展@名古屋市科学館に行ってきました。ちとせです。
感想を手短に書くと、
行って良かった展示会。ピジョンブラッドとティアラは必見。図録はマストバイ!です。
※ピジョンブラッドとティアラは管理人の好みです。
※他にも素晴らしい宝石やアクセサリーがたくさん展示されていましたよ!
今回は宝石展の感想や見どころをレポートします。
名古屋の巡回展は大混雑せず観やすかったです。
東京会場が混みすぎていて行けなかった…人は巡回展がおすすめです。
もし宝石展に行くなら、
「精度の良いカメラ」を持って行ったほうが良いです。
デジカメとか、スペックの良いスマホとか、とにかくきれいに撮れるカメラが良いです。
なんで?
宝石展の展示は5つの章(カテゴリ)に分かれていたんだけど、5章以外の1~4章は写真撮影OKだったのよ。
注意点はある?
フラッシュ撮影と動画撮影は禁止だった。
フラッシュ撮影と動画撮影は全ての展示で禁止されていました。
宝石展とは
宝石展とは、「原石からジュエリーまで宝石のすべてがわかる」宝石の展覧会です。
2022年2月19日(土)~6月19日(日)まで東京の国立科学博物館で開催され、
連日入場制限がかかるほどの大盛況が話題になりました。
巡回展は2022年7月9日(土)~9月19(月)まで愛知県の名古屋市科学館で開催されました。
わたしは東京会場に行くのを迷っているうちに欲しいグッズが売り切れてしまい、
名古屋の巡回展に望みをたくすことにしました。
せっかく行くなら記念に図録やグッズを買いたい!ということで2022年7月9日(土)に名古屋市科学館に行ってきました。
初日ならグッズもあるはず!
名古屋市科学館は遠方からでもアクセスしやすい
名古屋市科学館の最寄り駅は「伏見駅」です。
伏見駅は名古屋駅から地下鉄(東山線)で1駅。
伏見駅で地下鉄を降りると、
駅構内の看板に「科学館は5番出口」と書いてあって分かりやすかったです。
5番出口の階段の近くにも看板があり、
「科学館は250m直進して左折」と書いてありました。
科学館まで全く迷いませんでした。
ちなみに、宝石展は伏見駅近く(徒歩3分くらい)の名古屋観光ホテルとコラボしていました。
宝石展のチケット付き宿泊プランはホテルのバーの「誕生石カラーカクテル」付きでした。
誕生石カラーのカクテルは素敵が過ぎます…。
名古屋市科学館の近くはオフィス街のようで、宝石展の初日は土曜日だからか閑静でした。
駅から科学館まで歩く間、まわりの人はほとんど科学館に向かっていました。
名古屋市科学館の外に臨時チケット売り場があった
名古屋市科学館に到着すると、建物の外まで入場の列ができていました。
もしかしてめちゃ混んでる!?
…と思ったのですが、
宝石展の列に並んでから10分ほどで入場できました。
巡回展にして大当たりだね。
よかった…!
名古屋市科学館は宝石展(特別展)の他に常設展とプラネタリウムがあるようで、学校の行事で常設展を見に来た制服姿の学生さんや、プラネタリウムを利用する家族連れの方がけっこういました。
建物の外の列は2列あって、列の最後尾から見て左側の列が宝石展用、右側の列がプラネタリウム用でした。
並ぶ列が分かるプラカードや看板はありませんでしたが、
黄色いTシャツを着た科学館のスタッフが誘導していました。
科学館の外に臨時チケット売り場があり、当日券を買ってから並びました。
科学館の入り口で科学館のスタッフが手に消毒スプレーをかけてくれて、ゲートまで進みます。
ゲートでチケットに日付のスタンプを押してもらい入場、チケットの半券は地下2Fで切ってもらいました。
音声ガイドを利用したら待ち時間も楽しめた。
地下2Fに付くと入口付近がけっこう混んでいました。
左手のスペースで音声ガイドを貸し出していて、
音声ガイドのナビゲーターはメイプル超合金のカズレーザーさんです。
価格は1台600円でした。
スタッフからヘッドフォンと音声ガイド端末、音声ガイドの番号一覧を受け取ります。
「音声ガイドの番号一覧」が便利でした。
展示によっては列ができてなかなか前に進めなかったのですが、音声ガイドのおかげで待ち時間も楽しめました。
カズレーザーさんの明るくてひょうきんな感じが面白かったです。ナレーターの女性の声も聞き取りやすいなあ…と思っていたら声優の早見沙織さんでした!
宝石展の展示は全5章の構成
宝石展の展示は全5章で構成されていました。
1章:原石の誕生-原石はどのようにできるのか
2章:原石から宝石へ-原石はどのようにして宝石になるのか
3章:宝石の特性と多様性-様々な宝石の魅力
4章:ジュエリーの技巧-宝石はどのようにして宝飾品になるか
5章:宝石の極み(撮影禁止)
5章が特にヤバかったです。
語彙力どこ行った…。
1章:原石の誕生
宝石展の1章は原石の展示です。
入り口付近に巨大なアメシストドームが展示されていて、ドームは「大人1人が余裕で入れる大きさ」でした。
ドームに入ったり触るのはNGですが、写真撮影OKです。
次に展示されているのはダイヤモンドの原石。
原石を初めて見ました。興味深かったです。
ダイヤモンドから始まってペリドット、サンストーン、ロッククリスタルにオパール、シトリン…と様々な原石の展示が続きます。
宝石によって原石の形状が違っていて、自然の中にこの原石を見つけたらさぞびっくりするだろうな!という形や色ばかりでした。ほんとうに不思議です。
ライティングも工夫されていて綺麗でした。
原石を含んだ隕石の展示もありましたよ。
2章:原石から宝石へ
2章は原石のカット(整形と研磨)にフォーカスした展示でした。
カットの工程が立体で展示されていて面白かったです。
カボションカットとパビリオンカットが好みでした。
2章はけっこうあっさりしていました。
3章:宝石の特性と多様性
3章は宝石の特性と多様性にフォーカスした展示でした。
様々な種類の宝石が特性ごと、種類ごとに展示されていてボリュームがあります。
ダイヤモンドの展示はとんでもなかったです。
キラッキラでした。
話題になった「ネギにしか見えないトルマリン」や「宝石で作った色相環」も3章の展示でした。
原石も展示されていますが、カット済の宝石の展示が多く、ほとんどのケースがキラッキラです。
中でも管理人がため息をついたのは「ピジョンブラッド」です。
ハトの血?
ミャンマー産かつ濃くてきれいな赤色かつ無処理のルビーをピジョンブラッドって言うんだって。
展示の「少しものものしい感じ」も印象的でした。
ピジョンブラッドはすごかった…。
なんて言うか…すごい赤かった。
語彙力…。
4章:ジュエリーの技巧
4章はジュエリーの展示です。
ヴァン クリーフ&アーペルの展示が素晴らしかったです。
ギメルのアクセサリーは遊び心があってかわいかったです。
ここまで来ると若干宝石に慣れてきます。
展示品は1つ1つとんでもない価格だと思うのですが、慣れてきます。
5章:宝石の極み
5章は至高の宝飾品…歴史的なアクセサリーの展示です。
宝石展唯一の撮影禁止エリアで、
価格など想像できない「現実離れしたアクセサリー」のオンパレードです。
「宝石の慣れ」など吹っ飛びました。とんでもないです。
わたしが特に惹かれた展示は以下の2つです。
- ウェリントン公爵のシャトレーヌ・ウォッチ
- ティアラの展示
ウェリントン公爵のシャトレーヌ・ウォッチは、
カッコ良すぎて展示の前からしばらく動けませんでした。
大トリのティアラの展示も素晴らしかった。
展示の中で一番好きです。
図録の写真も綺麗ですが、本物の輝きの前には圧倒的無力です。
唯一、「アクアマリンとダイヤモンドのココシュニック・ティアラ」は写真の方が発色が良いと感じましたが、
本物の輝きにはかないません。
歳を重ねてからもう一度見たいと思う展示でした。
「生きているうちにこれをもう一度見たかった」と言いたいです。
5章の部屋を出るとトイレと出口です。
出口を出ると宝石展には再入場できないので、
出口を出る前に見たいところまで引き返して満足するまで鑑賞しました。
図録のコスパがおかしい
宝石展を出ると物販スペースがあります。
図録はマストバイです。
・布張りの装丁に金の箔押しで高級感がある
・勉強になる内容と分かりやすい文章
・美麗な写真
3,000円は安いです。5,800円でも買ってしまう。
管理人が買ったもの
・図録(3,000円)
・ピンズガチャ(500円x2回)
・展覧会限定ミニブック(660円)
・ピジョンブラッドのクリアファイル(440円)
・アクアマリンとダイヤモンドのココシュニックティアラのポストカード(220円)
東京会場で売り切れたピンズガチャを無事購入できました。セミのブローチとグランパリュールが出ました。
買ってよかったお気に入りを3つ挙げるなら、
- 図録
- クリアファイル
- ポストカード
です。
ピンズが入ってないww
上の3つがピンズ越えしてきたのよ。
展示内容も、物販も、大満足の展覧会でした。
人生でこんなに宝石を見たのは初めてです。
再開催して欲しいね。
遠方でも足を運ぶわ。
参考になったら嬉しいです。
ではまた!