ゴースト ニューヨークの幻【感想】レトロかっこいい、作品のバランスの良さが光る名作映画
ゴースト/ニューヨークの幻をご存じでしょうか。
1990年(32年前!)のアメリカ映画です。
ゴースト/ニューヨークの幻(字幕版)(Amazonプライムビデオ)
名作映画として有名ですよね。
わたしも小さいころに金曜ロードショーで観たのですが、
正直、内容をあまり覚えていませんでした。
先日あらためて視聴したところ、
作品のバランスがとても良い名作!でした。
こんなに良い作品だったとは…。
の作品です。
- エンターテインメントとして完成している
- この作品をお金を払って劇場で観るのは当然と感じる
作品が公開された1990年は、
インターネットが普及しておらず、インターネットを使ったサービスもない時代です。
IT(情報通信技術)が普及したのは1990年代後半と言われています。
そのため、1990年当時「映画」の「娯楽としての存在感」は、現在(2022年)より大きかったと思います。
わたしがもし「ゴースト/ニューヨークの幻」を劇場で観たとしたら、
「面白かった…観に来てよかった…」という満足感のもと、
- 映画はそこまで好きではない(もっと面白いものが他にある)
- 映画にそこまで満足したことがない
- 映画にお金を払って後悔したことがある
という人は、
「ゴースト ニューヨークの幻」で「映画」を見直すかもしれません。
あくまで個人の感想です!わたしは刺さりまくりました。
ゴースト ニューヨークの幻の魅力
「ゴースト/ニューヨークの幻」ってどんな話なの?
Wikipediaに全部書いてあるよ。
エッ…。
「ゴースト/ニューヨークの幻」のストーリーは、
Wikipediaに最初から最後まで詳しく書かれています。
ネタバレどころかドン引きするほど詳しく書かれています。
しかし、いくらネタバレしようと本作の魅力にはかないません。
何がそこまで良いと感じるのか。
「ゴースト/ニューヨークの幻」の推せるポイントを書いて行きますね。
「作品のバランスが良い」名作
「ゴースト/ニューヨークの幻」は作品のバランスが良いです。
ジャンル的には恋愛映画なのですが、
- 死んだ恋人がゴーストとしてそばにいるファンタジー要素あり、
- 恋人が死んだ原因は仕組まれたものだったサスペンス要素あり、
- 「悪いことをすると地獄に落ちる」教育要素あり、
- ウーピー・ゴールドバーグの配役が素晴らしいコメディ要素あり、
- ドキドキハラハラするアクション要素もあって、
ラストまで飽きません。
音楽も良いです。
個人的には、
映画の冒頭で流れる役者名などのフォントがめちゃくちゃカッコいいです。
全体的にレトロかっこいいので、お絵描きが趣味の人も楽しめると思います。
つっこみどころを受け入れて楽しむ「エンターテインメント」
「ゴースト ニューヨークの幻」は、つっこみどころもあります。
1990年当時の映像技術で「ゴースト」になった登場人物を表現していてスゴイ!
…のですが、
よく考えてみるとおかしくない?と思うところもちらほら。
つっこみどころを受け入れて楽しみましょう。
たとえばゴーストになった主人公のサムが、
電車の中で隣の車両まで吹っ飛ばされるシーン。
吹っ飛ばされたサムが、
電車の床を滑って、隣の車両までのポールやドアをすり抜けていきます。
スピード感があるシーンなので、
「わーすり抜けた!すごい!」と思うのですが、
…床はすり抜けないのはどうして?
などと思ったりします。
とにかく床には目をつぶりましょう。
ゴーストになっても普通に歩いてるし、階段とか駆け上がってるし…。
ウーピー・ゴールドバーグの配役が素晴らしい
「ゴースト/ニューヨークの幻」は、
ウーピー・ゴールドバーグが特に素晴らしいです。
ウーピー・ゴールドバーグと言えば「天使にラブ・ソングを…」ですよね。わたしも大好きな映画です。
ウーピー・ゴールドバーグは怪しい霊能力者のオダ・メイ役で出演しています。
オダ・メイはストーリー的にも重用な登場人物なのですが、
ウーピー・ゴールドバーグが演じていなければ、「ゴースト/ニューヨークの幻」はそこまで良い作品ではなかったかも!と思います。
とにかくパワフルで、人情味があり、
ともすればダークで陰鬱とした雰囲気になりそうな設定を吹き飛ばしてくれています。
「恋人と死に別れて、死んだ恋人が近くにいる」って、よく考えるとかなりのホラーですよね。
コミカルなシーンは思い切り騒いで、しっとり魅せるところはカッコよく決めるウーピー・ゴールドバーグ。
映画の良いアクセントになっていて素敵です。
「悪いことをすると地獄に落ちる」的な教育要素
「ゴースト/ニューヨークの幻」は、
- 善人が亡くなると「良い精霊」が迎えに来て、
- 悪人が亡くなると「悪い精霊」にどこかに引きずり込まれる
…という設定があります。
この「悪い精霊」の描写がけっこう怖いです。
子供が見たら泣き出すレベル。
大人が観ても、「悪いことはしない方がいいよなあ…」と思うので、子供の教育にも良さそうです。
教育にいいなら家族で観るか!というあなたに、
ちょっとだけ注意事項があるのですが、
映画の冒頭に「家族で観るにはちょっと気まずいシーン」があります。
ラスト間際で悪人が死を遂げるシーンも少しえぐいので、
気になる人はお子さんに見せる前にチェックしてくださいね。
しかしこの「家族で観るにはちょっと気まずいシーン」、大人になって観ると謎の懐かしさがありますね。
わたしは金曜ロードショーが大好きな子供だったので、
色々な映画でだいぶ気まずい思いをしたのを懐かしく思い出しました。
分かる~!という方がいたらとても嬉しいです。
少し話がそれましたが、
「ゴースト/ニューヨークの幻」は、
名作として語り継がれることで治安維持に貢献する作品だと思います。
「映画」がもっと好きになるかもしれない名作
わたしは「ゴースト/ニューヨークの幻」を観て、
「映画」がもっと好きになりました。
- エンターテインメントとして完成している
- お金を払って劇場で観るのは当然と感じる
自分が「これは良い!」と思う映画に出会うと幸せな気持ちになりますね。
あなたにも良い出会いがありますように。
ゴースト/ニューヨークの幻(字幕版)(Amazonプライムビデオ)
ではまた!