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デコレーションブラシ、便利ですよね。
わたしもちょっとした装飾や背景、服の模様などによく使います。
今回はじめてデコレーションブラシを自作してみました。
デコレーションブラシの自作って難しそう…。
思っていたより簡単にできたよ!作り方を紹介するね。
ランダムに色が変わるデコレーションブラシがかわいかったので作り方と設定を紹介しますね。
紹介するブラシはこの記事のタイトルイラストに使っています。
かわいい!
クリスタをどう使ったのか書いて行きますね。
デコレーションブラシの作り方の流れは以下です。
①ブラシの形にする絵を描く
②素材登録する
③既存のデコレーションブラシを複製する
④好みにあわせて設定を変える
②の素材登録はローカル(自分のクリスタの中だけ)です。③で自分が作りたいデコレーションブラシのイメージに近いもともとあるブラシを複製すると作業がスムーズです。
さっそく作ってみましょう。
ブラシの形にする絵を描くキャンバスを新規作成します。
画面上のファイルメニューを開いて新規をクリック。
①1000x1000px(350dpi)のキャンバスサイズを指定します。
②OKをクリック。
今回わたしは1000x1000pxのキャンバスサイズにしましたが、お絵描きに使っているPCのスペックに問題がなければキャンバスサイズを2000x2000pxにするとブラシサイズによるデコレーションの劣化を防げます。
なんで2000x2000pxのキャンバスサイズが良いの?
クリスタのブラシサイズの最大が2000pxだからだよ。
なんで2000x2000pxのキャンバスサイズにしなかったの?
2000x2000pxのキャンバスは遅延が発生して絵が描けなかったからだよ。
どういうこと?
クリスタはブラシサイズを大きくするほど遅延が発生するのね。わたしの場合はブラシサイズ200pxくらいから遅延を感じるんだけど、2000x2000pxのキャンバスに良い感じに星を描けるブラシサイズが200px以上だったんだ…。
なんで1000x1000pxのキャンバスサイズにしたの?
わたしは基本的に200px以上のブラシは遅延が出るから使わないんだけど、デコレーションブラシはストロークせずにスタンプみたいに使うこともあるから大きめのサイズにしたよ。
これ以降の作業で遅延が発生する場合はキャンバスサイズを小さくして試してください。
次に、レイヤーの表現色をグレーに変更します。
①レイヤー1を選択した状態で
②表現色をカラーからグレーに変更します。
なんでレイヤーの表現色を変えるの?
色を自由に変えられるデコレーションブラシを作る場合はレイヤーの表現色をモノクロかグレーにする必要があるんだよ。
なんでグレーにしたの?
グレーにすると濃淡を表現できるからだよ。濃淡の表現が必要ない場合はモノクロを使うよ!
今回デコレーションの星を描くのに使うブラシは「にじみ水彩」です。
濃淡のあるブラシなのでレイヤーの表現色をグレーに変更します。
次は、にじみ水彩ブラシで星を描きます。
①にじみ水彩ブラシを選択
②色は黒を選択
③ブラシサイズは170pxを選択
キャンバスいっぱいに星を描きます。
次は星の中央を白で塗りつぶします。
同じレイヤーで星の中央を塗りつぶすと内側のにじみがつぶれてしまうので、下にレイヤーを追加して塗りつぶします。
①用紙をクリックして選択します。
②新規ラスターレイヤーをクリックします。
③追加したレイヤーの表現色をグレーに変更します。
追加したレイヤーを選択した状態で星の中央を白で塗りつぶします。
①塗りつぶしツールの他レイヤーを参照を選びます。
②色は白を選びます。
なんで白を使うの?
白で描いた部分はデコレーションにしたときにサブカラーが割り当たるからだよ。黒で描いた部分はメインカラーが割り当たるんだ。後で例を紹介するね。
白で塗りつぶしたのに黒になっちゃう…。
レイヤーの表現色の白が有効になってないのかも!
白で塗りつぶしたのに黒になってしまう場合、レイヤーの表現色の設定で白が有効になっているか確認します。
黒のみが有効の場合は、白の四角ををクリックすると白黒が有効になります。
次に、レイヤー1と2を統合します。
①レイヤー1をクリックして選択します。
②下のレイヤーと統合をクリックします。
次は星を素材登録します。
画面上の編集メニューから素材登録の「画像」をクリックします。
素材のプロパティが開きます。
①素材に名前を付けます。
②ブラシ先端形状として使用にチェック
③素材の保存先はお好みで。
④OKをクリックします。
これで素材登録ができました!
登録した素材を使ってデコレーションブラシを作ります。
まずはベースにするデコレーションブラシを複製します。
今回は「星」のデコレーションを複製します。「星」は初期サブツールのデコレーションブラシです。
色の設定を分かりやすくするためにメインカラーをモノトーン以外にしてスタート!
①デコレーションツールの「星」を選択します。
②サブツールのコピーアイコンをクリックします。
名前をつけてOKをクリックします。
ツールアイコンやアイコンの背景色はお好みで!
複製したブラシのサブツール詳細パレットを開きます。
色の変化を設定します。
ブラシ先端色の変化にチェックを入れて色相を最大(360)にします。
色の変化の設定でランダムに色が変わるデコレーションブラシになります。他のデコレーションにも応用できるので覚えておくと便利です。もともと色が決まっている(表現色がモノクロ、グレーではない)カラーのデコレーションには設定できません。
アンチエイリアスを中に設定します。
ブラシ先端を設定します。
もともと設定されている星をクリックします。
ブラシ先端形状の選択ウィンドウが開きます。
①検索バーに素材の名前を入力します。
②素材をクリックして選択します。
③OKをクリックします。
紙質を設定します。
「なし」の部分をクリックします。
用紙テクスチャ素材の選択ウィンドウが開きます。
①検索バーに「画用紙」と入力します。
②画用紙をクリックして選択します。
③OKをクリックします。
最後に水彩境界を設定します。
水彩境界のチェックをONにします。
にじみ星デコレーションの完成です!お疲れ様でした!
さっそく試し描きしてみましょう。
試し描きその1はメインカラーをシアンに、サブカラーを白に設定しました。
ブラシサイズで印象が変わりますね!ブラシサイズが大きいとにじみが分かりやすくてかわいいです。
試し描きその2はメインカラーを青緑・薄に、サブカラーを白に設定しました。
メインカラーを薄い色にするとかわいさが増しますね。この記事のタイトルイラストもデコレーションのメインカラーをペールトーンにして使いました。
試し描きその3はメインカラーを青緑・薄に、サブカラーを黄・薄に設定しました。
ブラシ素材を描くときに星の中央を白で塗った効果が出ていますね。白で塗った星の中央がサブカラーになりました。
思っていたより簡単にデコレーションが作れたね。
設定でデコレーションの色をランダムに変えられるのが便利!
デコレーションの自作とカスタムの役に立ったら嬉しいです。
ちなみに今回のタイトルイラストの加工は「アナログ水彩風」です。
アナログ感が出ていますでしょうか。
加工の方法を別の記事に書いています。よかったらこちらもどうぞ。
ではまた!